ばね指で悩んでいる方は多いのでは無いでしょうか?
曲げた指を伸ばす時にバイーン!!となるあれですな
ワタクシも痛みに耐えかねて昨年手術しました
手術名は「腱鞘切開術」、病名は「ばね指」です。
手術前日まで
2週間前に感染症の検査をします。
陰性が確認できれば手術できます。今でこそ県外に行き来するのに制限はなくなりましたが全盛期はしつこく聞かれましたし、感染すると手術は延期ですと言われました。痛いのに治療が進まないなんて時代になっていくのでしょうかねえ・・
手術前
当日は朝から手術まで飲食自由です。ワタクシの手術は16時だったのでしっかり食べまし緊張を食べることで紛らわせていたように思います。不安と緊張で一杯ですから・・
病院に着き当日の健康問診、検温、血圧測定の後術衣に着替えます。術衣の下は下着のみになります。ちょこちょこ看護師さんが声を掛けてくださるので安心感があります。
点滴の針を腕に刺し手術室に呼ばれるまで横になって待ちます。看護師さんが声をかけてくださり気が紛れますが不安と緊張で一杯です。ばね指の手術は腕から指までの局所麻酔で行います。ワタクシ意識がある中での外科手術は初めてで怖かったので「全身麻酔で寝てる間に終わりにしてもらえませんか?」と手術説明の時にお願いしたのですが、腱鞘切開した後指を動かしてもらうので意識がないとできませんとの事でした。その位ビビり散らかしてました。
手術室へ
入口で名前の確認、不織布のヘッドキャップを被り手術室に入ります。ドラマでよく見る手術室でワタクシの心拍数は爆上がりです。手術台に上がり色々な器具を付けられていきます。これは何です、と説明されますが・・まったく耳に入りません。血圧を図ったあと、「緊張されてますか?」と聞かれ「はい・・」と蚊の鳴くような声で答えると「血圧凄く高いですよ~、大丈夫ですよ、深呼吸しててください」と言われ延々深呼吸していました。
先生が登場!名前の確認、手術する指の確認、指にマーカーで印をします。指の現状を確認してここを切開してこの腱を切ってこう縫いますと説明され切開ラインを引かれます。
手術開始
指先から肩までヨーチン(今時いわない?)みたいな茶色の消毒液をベッタベタに塗ります。指から麻酔をかけます。ここで先生が「今日一番痛いのはこの麻酔ですよ~」と穏やかに声をかけてくださいます。ホントかよ・・と思った矢先激痛ですよ!!
いてえーー!!
声出たよ(笑)ばね指の注射もそこそこ痛いですが比じゃありません。その後は麻酔が効いてきたのか痛みはなくなります。しっかり効くまで待ちます、その間に肩から先が見えないようにカーテンが引かれます。先生からここは痛いか?と何カ所か確認され痛みがあるなという所は追加の麻酔が入ります。
さあ!手術です!
無言で執刀されます。腱鞘が切られた時に「今切りましたよ」と教えてくださいますが実感がありません。よく『ブチッ』と切る時に音が聞こえるとか読みますがワタクシは聞こえませんでした。少しして「ゆっくり指を曲げてください」と言われます。
動かせるわけないじゃん!!!←心の声
ワイ「え?動くんですか?」
先生「動きますよ~はい、曲げて~」
ワイ「怖っっ!!」
先生「大丈夫ですよ~、はい曲げて!」
うおーー!!
動くわ(笑)
何度か動かして先生からOKが出たら縫合です。ワタクシは3針縫いました。
手術終了ですー
手術後
先生から無事に終わった事を告げられます。次に衝撃の指示が出ます
「今からどんどん曲げたりして動かしてね~」
嘘だろ??手術終わったばかりだぜ?安静じゃないのかよ?
不安と疑問をぶつけると、指を動かさないと腱が癒着して動く範囲が狭くなってしまうとの事。時間をおくと逆に痛くて動かせなくなるしリハビリが必要になってしまうので今も痛いし怖いだろうけど今からやった方が後々後悔しないそうで納得。動かし方を教わり手術台の上からセルフリハビリが始まりました。いやあ~これは驚きました。絶対安静だと思い込んでいたので真逆の結論でした。
体から機器を全て取り除かれ手術室を出ます。看護室に戻り看護師さんにベッタベタのヨーチンを綺麗にしてもらい着替えますがうまく出来なければ手伝いますよ、声掛けがあります。終わると今後の予定を確認し術後のケアについて説明があります。全て終わると、お疲れさまでした!という事で
手術終了です!!
手術の準備からここまで1時間15分ほどでした。手術前に待ち時間が少しあったのでこの位ですが、実際の手術時間は15分~20分だったと思います。
痛み止めと抗生物質をもらって帰宅です。その間もセルフリハビリをしています。
術後の注意点
- 抜糸までは患部はもちろん肘から下を濡らさない事、お風呂は当日は禁止、翌日から濡れないようガードしてならOK←これ重要!後々痛い目に合います。
- 指を内側に曲げるのはどんどんやっていいが外側に伸ばしてはいけない、手をつくのも親指が伸びてしまうので禁止。伸ばすと縫った所が裂けちゃう。
帰宅して包帯グルグル巻の手を眺めつつリハビリしながらホッと一息ついて寝落ちしたのでした。
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